太陽光発電は固定価格買取制度(FIT)が終わると、電気を売ることができずに捨てるのでしょうか?
このページをチェックすると余剰電力の疑問が!?
太陽光発電のYouTube動画です。わかりやすかったので載せておきます。
太陽光発電の余剰電力は捨てる!?

太陽光発電の10kw以下は住宅用太陽光発電と言い、余剰電力として売電できます。
余剰電力とは、太陽光発電で発電した電力を自宅で使い、余った場合は電力会社に売ることができます。
下は余剰電力買い取り制度についての説明です。
太陽光発電による電気が、自宅等で使う電気を上回る量の発電をした際、その上回る分の電力を、一定(※)の価格で、10年間固定で電力会社に売ることができる制度として、平成21年11月より開始されました。
引用元:経済産業省より

太陽光発電は設置した時から、固定価格買取制度(FIT)がはじまり。
いわゆる10年間は同じ価格で、電気を買い取ってくれる制度のことです。
ですが、太陽光発電を取り付けて10年後は、固定価格買取制度(FIT)が終わります。

その為、電力会社に電気を売電できないのでしょうか。
結果として、太陽光発電で発電した余剰電力は捨てないといけないのでしょうか?
太陽光発電で発電された電気はゴミでは無いので、ゴミ捨て場に捨てる事ができません。汗。
電気はエネルギーですから、捨てたらあぶないです。(笑)
では、「余剰電力はどうしているのか?」
卒FIT後(固定価格買取制度10年後)は「3つの選択」があります。
- 余剰電力を同じ電力会社に継続して売電する。
- 電力会社を変えて契約し売電する
- 発電した電力を自家消費する。
では、1つ1つ解説していきますね!
余剰電力を同じ電力会社に継続して売電する
卒FIT後は余剰電力を捨てる必要はなく、今まで契約していた電力会社に電気を売電できます。

おそらく、あなたはここが心配だったと思います。(笑)
売電価格は電力会社によって違いがあり、7円から9円で買い取ってくれます。
あなたが契約している電力会社に問い合わせてみると、卒FIT後の売電価格がわかります。
どこも7円から9円くらいになっているはずです。
固定価格買取制度(FIT)後の電力会社の売電価格
- 北海道電力8.0円/kWh
- 東北電力9.0円/kWh
- 北陸電力8.0円/kWh
- 東京電力8.5円/kWh
- 中部電力8.0円/kWh
- 関西電力8.0円/kWh
- 中国電力7.15円/kWh
- 四国電力7.0円/kWh
- 九州電力7.0円/kWh
引用元:タイナビ公式サイトより
固定買取制度後に売電価格は下がりますが、電気を売ることができます。
あなたが今契約している電力会社と、引き続き契約する方法もあります。
電力会社を変えて契約し売電する

FIT後は売電価格が下がってしまうので、今、契約している電力会社とほかの電力会社を比較して、有利な電力会社に契約を変える方法もあります。
余剰電力の自由取引になります。
これは電力会社によって、まったくサービスに違いがあります。
電気を売電するだけでなく、なんと!
地域のお礼品などがもらえるような電力会社もあります。(笑)
また、熊本電力は売電価格が12円もあり、「熊本電力の電気プランへの加入が必須。」と書かれていました。

条件付きで売電価格が上がるところもあります。
下を参考にすると幅広く売電価格や特典がわかります。
エリア別に、各社の太陽光余剰電力の買取価格をまとめてみました。
引用元:でんきと暮らしの知恵袋より
太陽光発電の電力を自家消費する

あなたが蓄電池やエコキュートなどの購入を考えているなら、太陽光発電で発電した電気をうまく活用していく方法もあります。
- 蓄電池・・・電気を溜めることができ、自由に使用できる。
- エコキュート・・・夜の安い電気を買い、お湯を沸かすシステム。ガスより安い。
太陽光発電だけでは電気をためることはできません。
ですが、蓄電池、エコキュートなどを活用することで、電気をうまく、安く使用できます。
ここでネックになるのが、蓄電池やエコキュートの価格。

価格が合わない場合は、「電力会社を変える。今の電力会社を継続する。」になります。
蓄電池、エコキュートの価格は?
- 蓄電池 約90万円から大型400万円が相場
- エコキュート 約25〜73.5万円が相場
以上の価格になっています。
蓄電池についての動画です。
電力会社の余剰電力の予測は?

電力会社は余剰電力については、
電力会社が過去の統計から監視、予測をして電力の発電量を調整しています。
電気は「使う側」と「発電する側」にわかれますよね?
これを需要と供給といいます。(よく耳にすると思います。)
この「使う側」と「発電する側」の量がある程度は同じでないと、電気はあまってしまう。
電力会社は、「日、週、月」から需要と供給を予測して、発電量を調整しています。
日本気象協会でも独自に電力の予想しています。
日本気象協会の独自情報である「日射量・太陽光発電出力予測」と「電力需要予測」の技術を組み合わせ、卒FIT世帯(※1)を予測対象とした余剰電力(※2)予測サービスを提供します。
卒FIT世帯を対象とした太陽光発電出力予測、電力需要予測、余剰電力予測の提供を通じて、余剰電力買取事業者(リソースアグリゲーターや小売電気事業者など)の余剰電力活用を支援します。
引用元:日本気象協会より
電気の予測ですが、たくさん電気を使う企業を、まずは把握していきますよ。
次に個人の消費を把握しておきます。

あとは、もちろん雨、暑い、寒い、季節、や時期などからある程度の電気の使用量が把握できるというわけですね。
あとは過去の経験則から、電気の需要をはじき出すわけです。
温度が1度変わるだけで、電気の使用量は大幅に変わると言いますよ!
電力会社はこのようにして、余剰電力を出さないように努力しているんですね。
「電力は捨てられない。」のも、理由の1つです。
電力の需要と供給の監視は、各電力会社の中央給電指令所で行う。
ドイツでは余剰電力にこう対応している。
ちなみにドイツでは風力発電が盛んですが、風邪が吹くと、予想以上に余剰電力が発生。
これをどう対応すると思いますか?
チッ
チッ
チッ
ドイツは国内に電力を輸出して、余剰電力が出ても良いようにしています。
また、欧州ではこのような事は当たり前で、送電線がメッシュ状にはってあり、輸出や輸入を頻繁に行っています。
外国では余剰電力に対して、こうやって対策していますよ。
まとめ
太陽光発電でのFIT後の余剰電力は、あなたが自由に選ぶことができます。
余剰電力には3通りの方法があるので、あなたに合った方法を見つけてほしいと思います。
あなたが太陽光発電を設置し、余剰電力を売ると、笑顔が増えますね(笑)

本日はここまでお読み頂きありがとうございました。
ハツオでした!
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